洗濯ものを角ハンガーにかけるのは、皿洗いと並んで、私がもっとも愛する日々の息抜きのひとつである。

秋風が肌を洗う穏やかな陽光に包まれながら洗濯物を干していると、平和の貴さ、はかなさが、かろやかな柔軟剤の香りとともに秋風にのって五体にしみわたる。この平穏平和が永遠につづくものでもないこと、それは人類のたゆまぬ努力と和解の上にしか成り立たぬこと、ともすると当たり前に忘れてしまいがちなこの匂いを、角ハンガーはおしえてくれるのである。つづきはブログで

f:id:cippillo:20141011134747j:plain