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埼玉県北部で運用試験中のKSR PRO。リヤボックスの有用性、およびオフロード性能を中心にテストをかさねている。

2015年は後半になってハイエース艦載オートバイの運用体勢に急速な動きのあった年となった。

2010年以来、運用していたカワサキ社製KLX125を手放し、フューエルインジェクション化された中古モンキーを導入。これによって遠距離の艦載が実現し、水辺遍路の新たな時代が開けた。

ただモンキーが運用三ヶ月でエンジン不調に陥り、修復が不首尾に終わったことからKSR PRO(110CC)の中古に買い替え、走行性と積載生の両立をはかった。これはこれでよかったのだが、やはりモンキーの圧倒的な積載性は捨てがたく、これに高い走行性能を併せ持たせる究極のスタイルを追求して、88ccエンジンとロングスイングアーム、ディスクブレーキを実装したカスタムモンキーFI(中古)も年末に増車運用を開始した。

ハードなスケジュールではあったがKSRでは10月に静岡を皮切りに、愛知、新潟、房総、能登半島、また、モンキーでは12月から埼玉、知多半島と、天候と都合の許すかぎり車中泊一泊程度のライトな運用試験をかさねている段階である。

また、位置情報(ジオタグ)を付加しつつ実用に耐える高画質撮影を可能とした最新型スマートフォンを遠征パッケージに援用することにより、これまでとは異次元の調査効率を実現した「水辺遍路3.0」とでも呼ぶべき機材体勢を整えつつある。

まだ、2016年の本格的遠征調査に向けてさまざまな角度から実証試験中ではあるが、手ごたえは感じている。

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和歌山県にて実戦投入したノーマルモンキー。積み降ろしの手軽さは革命的で、一日に最大で五回も射出することもあったが、運用三ヶ月でエンジン不調のため、実戦から退いた。

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愛知県の知多半島で道なき道を進む二代目のFIモンキー88CC。獣道の踏破性とハイエース積載性の高さはKSRとは雲泥の差である。ただ走行性能はやはりKSRには及ばない。上の写真のモンキーとは同じカラーで見た目は似ているものの、年式的には一年古く、中味もまったく別のオートバイである。