法事で大阪に行くことになった。せっかく関西に行くので、原付オートバイで安価に島に渡る計画を実行に移すことにした。まずは手軽な瀬戸内海の小豆島。いざモンキーをハイエースに積み込んで出発。
1日目（晴れ）出発→兵庫
開通したばかりの新東名の新区間。ここから先は未体験ゾーン。
5:30 出発。新東名高速道路の未通区間だった浜松と豊田ジャンクションのあいだが開通したという。これでついに旧東名高速を使わずに京都まで行けるようになったわけだ。甲賀までこの新しい高速を走った。甲賀で水辺遍路。
11:00 甲南の野池で、ちょっとハイエースではやばそうな滝谷池にてモンキーを射出。片道3kmほどの悪路を走り、無事、滝谷池に到達。
13:00 次に京都の宇治でモンキーを射出。天ヶ瀬ダムをはじめ、いくつかの野池をまわる。走行38km。
2日目（晴れ）小豆島
4:00 出発。
6:00 小豆島行きの最短フェリーが出ている日生港に到着。
7:30 出港。一時間の船旅。モンキーで小豆島を走った。気分はマン島。110km。
小豆島の三五郎池。
15:40 日生港に帰港。
19:30 本日、最後の池の天草池（岡山県浅口市）にて釣り。デカギルを釣った。その後、近くのコンビニに投宿。
3日目（晴れ）しまなみ海道
4:00 起床。日の出を待ってデスクワーク後、出発。
7:00 鞆の浦の道の駅にてモンキーを射出。走行38km。
12:00 しまなみ海道の起点、向島の運動公園駐車場からモンキー射出。走行120km。
モンキーはあまりに走っているときに安定性がないとか、不満もあるにはあったが、そんなものは乗っていないときに思うものであって、こうして走りまわっていると、この１台があればもういいんじゃないかというぐらい好きになる。そんなものだ。
広島の尾道と四国の今治を６の島と７の橋でつなぐ「しまなみ海道」。その中間地点にあたる生口島にやって来ました。
16:30 母艦に帰還。デスクワークを2hやり、母艦移動。
19:00 尾道のスーパーで買い物。安くて感激。830円でこれ。21時、スーパーを出発。
22:00 竹原のコンビニに投宿。
4日目（雨）江田島・呉
呉から倉橋島、能美島と二つの島が橋でつながっている。
3:00 起床。日の出を待ってデスクワーク後、出発。
7:00 今回の旅の折り返しポイントである能美島の池とダムを遍路。島とはいえ架橋されているので倉橋島を経由して陸路でたどれる。
11:00 呉の戦艦大和の博物館と海上自衛隊の資料館にて取材。
13:00 呉の温水プールにてスイム3km。その後、水辺めぐり。
16:40 国内有数の筆の産地である広島県の熊野町。坂面大池のほとりに筆の里という資料館があったので立ち寄る。イタチ毛の筆を一本購入。1,900円。
19:10 日没ぎりぎりで、尾道の石造りアーチダム到着。
19:30 尾道のスーパーへ。昨日と同じ店。買いすぎた。広島風お好み焼きを２割引きで買ったが、あまりに買い物が楽しくて時間がたつうちに、総菜売り場にとつじょナブラのごとき人波が。よもやと思って行ってみると、半額になっている。ラッキーとばかりに海鮮丼とかサラダまで買ってしまった。けっきょく安売りで買うと必要以上に買ってしまい、もとも子もない。節度が大切。安売りタイム狙いはほどほどにしよう。
21:00 道の駅みつぎに投宿。
5日目（雨）備中（岡山県）
4:00 起床。リズムがとれてきた。この旅をはじめてから、今日はいちばん体調がいい。コンビニで明るくなるまでデスクワークし、今日は備中の水辺を遍路開始。
7月なみの気温というが、一日雨ということで、いくぶん楽である。晴れていたら激しく体力を消耗する。しかし今日の遍路は平家が落ち武者となって隠れ棲むような山深い場所なので、雨の状況に注意しなければならない。川や池の水の色をチェック。
8:30 備中ダムで土砂崩落による通行止めで、厳しい山岳路をおよそ40kmの迂回を強いられる。途中、湖のワンドのひとつをまたぐ橋にさしかかったとき、橋の真ん中の路上にクロアゲハが二匹いてゆらゆらしている。手前でハイエースを停めると、ようやく一匹が後ろ髪をひかれるように去って行った。残された一匹を見ると、まさに虫の息の状態で動けないようだった。
10:30 日本に13基しかない河本ダムの湖畔で、尾道のスーパーで買った180円の牡蠣醤油を使い、１つ15円の納豆と同じく15円の豆腐で昼食。
17:30 津山の野池群を攻略する。日本一美しい駅と山田洋次が言った駅にも行ってみた。
20:00 津山のコンビニに投宿するが23時に起きてしまった。どうも居心地の悪いコンビニだったが、隣が24時間コインランドリーだったので洗濯した。洗濯機がまわっているあいだ、夜の津山中心街をドライブしてみた。
2:00 けっきょく近くの高速パーキングに投宿。
6日目（雨のち晴）姫路（兵庫県）
5:00 起床、出発。
8:00 音水湖でデスクワーク。今日は妻がやって来る。集合場所を決め、時間調整。
10:00 たまたま通りかかった山道で、すごい水辺に出会った。映画「ノルウェイの森」や大河ドラマのロケ地にもなっているような場所。まったくのノーマークだった。木陰でデスクワークし、正午まで時間調整。
15:00 妻の乗ったローカル線と併走。二両編成の前の車両にすわっている妻を見つけた。併走していると、向こうも気づいて手を振っていた。
15:30 コンビニで昼食を買い、とりあえず町中にある辻川山公園へ。日本民俗学の父と呼ばれる柳田国男の生家跡があり、ちょっと変わった池がある。
公園用に造成したと思われる池だが、岸ぎわの水面を覆ったハスやヒシモを受け止めてアシが茂っているところがあると思えば、奥には小さな水田があり、小鮒やアメンボが戯れる浮き草と草地の護岸に木留めの護岸があったりと、この小さな池に古き良き「野池」の要素をマニアックに詰め込んでいる。そして一定の時間ごとに水の中からあやしげな泡とともに河童が浮上。妻と三回も見てしまった。
16:00 奥池で昼食。
17:00 姫路のホテルにチェックイン。姫路城まで散策し、居酒屋へ。
7日目（曇）丹波→神戸。
6:00 起床、デスクワーク。
8:40 出発。
10:00 加西でモンキーをだす。前晩呑みすぎたのか気持ちが悪いという妻が乗ることに。二日酔いはオートバイに限る。不調などすぐ吹き飛ぶ。
丹波の妙高山頂にあるすまずの池で。
九輪草が咲いていた。
17:40 神戸のホテルにチェックイン。高校時代の旧友と呑む。
8日目（曇のち雨）大阪で法事。
8:00 起床、デスクワーク。
10:10 出発。都市高速で大阪へ向かい、千里中央駅で妻と別れる。そのまま法事の会食へ。
15:10 法事を終え、高速で京阪都市圏を抜け、栗東で下道に復帰。高速道路は馬鹿らしいぐらい高い。
21:30 瀬戸（愛知県）のコンビニに投宿。
9日目（雨）帰還。
2:00 起床、デスクワーク。3時出発。清水から高速へ。
10:00 帰還。
