人生語録
2014年8月20日
(寺尾絢彦)
反省します。
「駅のホームにあふれた人がエスカレーターに整列して吸い込まれていくのを見るのが好きです」
何かを得ることは、ほとんどの場合、得たものより多くを失なっている。
潜水艦暮らしは任務ではない。信仰だ。
笑いと暴力は表裏だ。置かれている状況が違うだけのことだ。
「人は知らず知らずのうちに最良の人生を選んでいる」
ピコピコした軟弱な音楽をすごい怖い顔でやる。そこに男気がある。
去年のように今年があり、今年のように来年があるのが一番いい。
ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。
てっぺんは風を受けて白いしぶきが飛んでいる。
貧困に魅入られて獣になった人をたくさん見てきた。
バラの花が女よりも勝っているのは、虫が食ったあとがはっきり残っている点だ。
肯定も否定もしない。
身近なものを突き詰めていくと、全部宇宙につながる。
言葉で自分を洗脳してみる。
どれだけの覚悟で言ったことなのか君は知らない「好きにしなさい」
不幸になる自由がないのに、幸せになる権利だけがあるなんておかしい。
そのもっとも平穏な日において、山の凶暴さを思え。
幸福とは旅の終わりに行き着くものではない。むしろ、旅の途中のことである。
読書は、秘密結社員みたいにこっそりするものだ。
木犀のかをりほのかにただようふと見まはせど秋の光のみなる
銀閣寺で一番驚くのは、驚かないことです。
「無駄なように見えるものをどこまで許容し得るか・・それが文化でしょう」
「寅さんが被災地に入ったら大活躍するだろう。非常時には、ああいう男が役に立つ」
「大人は性急だが、子どもは何事にも時間がかかる。待てるかどうか。でも信頼できる人に出会った子どもは変わっていきます」
人は生まれる時も死ぬ時も、未知の世界にこぎ出していく。
残念なのは、大病をするか足でも折らない限り、だれも『失われた時を求めて』を読む時間がないことだ。