ソーラー電化で、池ごもり

もともと人が来ないような池を求めて旅をしては、家に引きこもり池ブログを書き池絵を描き・・と、そんな生活が長いので、コロナ禍といわれる時代がこう長引いてきても、自分にとってあまりライフスタイルに変化はないような気もする。

若いころから人が多いところが極度に苦手で、人の密集を見ただけで頭がマッシロになって通りすぎてしまう悪癖のために数々の有名どころの池を見逃し、もう黒部ダムなんか人が多すぎて一生行けないかと思っていた。こういっては悪い気もするけど、コロナのおかげでやっと行けたような池もいくつかあったかもしれない。もっともユニバーサルスタジオパーク内にあるというハリポタの池には行けてないけど・・。

半径数百メートルという野性動物なみのパーソナルスペースの確保がほしかっただけに、「人密を避けよう」とのお上からのお達しは、何だか世の中が自分に少しだけ歩み寄ってくれたかのような錯覚を抱きそうになってしまう。 一ヶ月を越える遠征でも、会うのはコンビニやスーパーの店員さん、道の駅のトイレですれ違う人、山道ですれ違う人、ぐらい? 人より野性動物の方が多いかも。

数日に一回、里に下りて土地のスーパーマーケットに行って食糧や水、地酒を調達し、車内に備蓄したら、再び山に引きこもって池ゴハン。人がいないといっても昔と違って駐車場などでカセットコンロレベルでも煮炊きはちょっとNG風潮なので、車内で調理完結するよう電子レンジと湯わかしケトルを実戦配備。部材は全国各地のホームセンターで調達し、池旅をしながらちょっとずつカイゼンを続けている。 池でのんびり太陽光発電をしながら、蓄えた電力で炊事や空撮。そんなソーラー電化スタイルの池めぐりをやっていけたらなと思って、いろいろ試しているところ。

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ぼっとしていると家から出ないから、「避難訓練」という旅行

もう娘は社会人になってしまったけど、そういえば、娘が小さいころの家族旅行といえば「避難訓練」の名のもとに、とても家族旅行とはいえぬハードなことをやってきた。なんなれば「40秒で支度しな!」の合言葉、夜逃げの練習でもある。娘はふだんはぜんぜん気が利かない、動かない女に育ってしまったけど、緊急事態になるとマジ、スゴイ。冷静沈着に、チャキチャキと指示を発し、動く。感心した。よかったと思った。

まあ私自身、アウトドアなんて面倒くさいし家にいる方がよっぽど好きだけど、テントとか道具だけは納得いくものを揃えて、でも揃えているだけじゃだめで、年に一回ぐらいは使いこなす練習をしないといけない。それがつまり、当家の非常事態訓練という名の旅行なのであった。

おおよそ現在も、発想としては変わっていない。わが家では、アウトドアなんて好き好んでやるもんじゃない。しゃあない、やるか。

>バンライフ・ソーラー電化計画についての詳細(ブログ)

雲丹 2ピストン人生