f:id:cippillo:20090411080833j:image冬場に厳寒の箱根チャリ登坂した。
ママチャリ耐久レース参戦を念頭に、ママチャリといえどもパナソニックの内装3段変速・フルアルミフレーム車。
もちろん、ママチャリの美学を損ねぬよう、U字フレームを選択。
ハンドルもコジャレたフラットバーなどではなく、オーソドックスな湾曲タイプ。
前カゴと後部キャリヤはママチャリたる造詣美においては必須であることは言うまでもないが、フルカバードのチェーンケースや、後部荷台の巻き込み防止サイドメッシュ、そしてセンタースタンドも重要なポイントだ。
アタックは12月の晴れた日に敢行。勾配の緩やかな駅伝ルートにて、猛風に何度となく阻まれそうになりながらも、なんとか無着陸登坂。

強風で波がすごい芦ノ湖。
荷台にはコートをくくりつけている。ロードレーサーだと寒くて泣きたくなる下りも快適だった。
スカートでの乗り降りを最優先させた形状であるU字フレームは、そもそも目的からして当たり前であるが剛性がネックといわれている。一般には時速40キロ以上での走行は危険とされているが、パナソニックのアルミフレームは時速70キロでも問題なし。クルマを対向車線に出て追い越す際や、ツッコミ重視のハードなコーナリングにおいても不安はなかった。
フレームのしなりを積極的に活用してコーナリング速度を稼ぐ点においては、ドカティのフレームワーク哲学に通じる。

●関連記事:「人生初のママチャリ」

(2009年4月)