(井口祐右)
新聞広告クリエーティブコンテスト最優秀賞を受賞したコピー。
昨今のテロの応酬、国境をめぐる紛争・・いずれもこの認識をもとに立たない限り、永遠に解決の道はないであろう。
【関連語録】
「転校生が土地の言葉を話すようになってくれたとき、本当の仲間になれた気がした」といったエピソードは美談として語られる。だが、生来の言葉を捨てなければ「本当の仲間」に入れてもらえない転校生の疎外感が語られることはあまりない。
(金明秀・関西学院大教授)
「周りから『困った人』といわれている人は、その人自身が『困っている人』と考えてほぼ間違いありません」
(勝部麗子・コミュニティーソーシャルワーカー)
「集団的自衛権の行使が日本の安全を守る抑止力になる」と言う人もいますが、一方では「集団的自衛権を行使しないことが日本の安全を守る抑止力になる」という考え方だって出来ます。
(橋本治・作家)
他者への配慮と言いながら。優等生的な議論では、他者への配慮と言いながら、大前提として許容できない他者を考えないようにしていることが多い。
(千葉雅也)
「二人が同じ虹を見ることはできない」
(ロジャー・ベーコン/13世紀の哲学者)
ドーナツの穴を空白として捉えるか、あるいは存在として捉えるかはあくまで形而学的な問題であって、それでドーナツの味が少しなりとも変わるわけではないのだ。
(村上春樹「羊をめぐる冒険」)
別れを終わりとして捉えるか、新たな出会いへのはじまりと捉えるか・・いずれにしてもそれに痛みが伴うことに変わりはない。