政治・経済
2014年10月22日
江戸時代には膨大な数の貧乏人がいたんですよ。でも彼らは、それぞれ居場所をもっていた。たとえば、煙管にヤニが詰まりますね。それを掃除する仕事が職業になる。それで食べていける。そのかわり粗末な長屋暮らしですよ。家具もほとんどない。しかし、そんな貧乏人が食事になると美しい食器を使う。その美意識にも外国人は驚いたんです。(渡辺京二・日本近代史家)
冒頭の言葉は幕末の日本に滞在した外国人の訪日録から。
もちろん、今の日本の話ではない。
「日本に貧乏人はいるが貧困は存在しない」
考えている人間は、なかなか言い切れないですよ。
恐怖は人を子どもへと退行させる
あらゆる権力は腐敗の傾向をもつ。絶対的権力は絶対に腐敗する。
物語を信じる危険。
「何かを隠した人は、すべてに覆いをかけている。自分自身にさえ」
貧困に魅入られて獣になった人をたくさん見てきた。
覇気のなさには腹が立つが・・
すべてを飲み尽くし消費する都市。平準化する地方。
相手がもたらす最悪の事態を予期してはいけない。
深い川ほどゆっくり流れる。
最も完全な復讐は、侵略者の真似をせざることなり。
意外にも、世界というものは身近なところから動く。無力ではない。
過去2千年の歴史のうち1800年間、世界最大の経済大国は中国とインドでした。
民意は直接政治に反映されない方がよい?
「自由はその濫用者によって奪われる」